幼児のヘルメット義務化

京都府は17日までに、「自転車の安全利用の促進に関する条例(仮称)」の骨子案をまとめた。全国で初めて自転車同乗中の幼児にヘルメット着用を義務付けるほか、自転車走行空間の整備促進などを盛り込んでいる。今後、罰則規定などについて議論を深め、早ければ6月府議会への提案を目指す。

 ヘルメット着用の義務化は、自転車同乗中の幼児は転倒しても防御姿勢を取るのが難しく、頭部をけがする可能性が高いことから盛り込んだ。16歳以上の人が6歳未満の幼児を同乗させる場合を対象とする。ヘルメットの安全基準も定める。

 対象となる幼児は約11万人に上るため、推進策や罰則の有無などは今後詰める。幼児だけでなく、すべての自転車利用者にヘルメット着用を促すため、広報活動を展開することも条例化を目指す。

 また、自転車が自動車、歩行者と共存できる社会をつくるため、モデル路線を設定し、自転車走行空間の整備を促進する。府や市町村、住民らが自転車走行について協議する場も設ける。このほか、交通安全教育の推進や自転車の定期点検整備の励行なども盛り込む方針。

 府は、昨年10月に有識者らによる検討委員会を設け、条例の内容を検討してきた。今月29日に京都市内で開く同委員会で、府が示す骨子案に肉付けする。
 府は「条例により、自転車事故によるけが防止や交通マナーの改善、走行空間の整備などを推進したい」(交通対策課)と話している。

お知らせ : 京都新聞


勘弁して下さい。そんなことまで決められなあかんのか。