京都市今秋からゴミ袋有料化 第2回


そもそもゴミって昔はどうやったん?


【江戸時代】
日本におけるゴミ問題の始まりは江戸時代初頭からとされている。
江戸の急激な人口増加に伴い、家庭ゴミの処分に困った人々が
川や溝、空き地に捨てるようになった。幕府はその処理をして
ゴミの不法投棄を禁止し、深川や永代島に幕府指定のゴミ埋立地
を設置したりした。また、幕府によってゴミ運搬業者が指定され
代金を払いゴミを埋立地へ運搬する制度が始まっている。


このような状況は江戸に限らず大藩でも同じであったようだ。
ただ、当時の武士や町民の生活では現代と違い殆どゴミは出ず
「問題」は問題でもさほど大きな問題になってなさそうだ。
西洋と違い路上にゴミや汚物を捨てるような習慣はなく、ゴミは
殆ど今で言う「リサイクル」されていた。生ゴミは家畜のえさ。
し尿は堆肥に。紙も漉いて再生。その他燃えるゴミは風呂の燃料。